よこすかキャリア教育コーディネーターの三井英昭と申します。
「よこすかキャリア教育推進事業」も今年で 15 年目を迎えます。一昨年度からの新型コロナウィルス感染拡大に伴い、当事業も活動停止せざるをえない時期もありましたが、今年(令和4年)はなんとか諸活動を実施できています。
文部科学省「教育過程企画特別部会 論点整理」(平成 27 年告示)に、「予測できない未来に対応するためには、子どもたちが、社会の変化に受け身で対処するのではなく、 一人一人が自らの可能性を最大限に発揮し、よりよい社会と幸福な人生を自ら創り出していくことが重要である。」と記されています。
さらなるグローバル化、情報化、AI・ロボットの発展などが予想され、10 年後の社会はもはや予想できないと文部科学省がとらえています。そのなかでも子どもたちに、受け身でなく、主体的に自分の人生と向き合い、幸福な人生を創り出してもらいたいと続けています。
10数年前までは、あまりにも、学校と社会が離れていました。自分たちが成長して、社会とどのように関わっていくのか、想像しにくい状況にありました。
社会人として働くMTT(My Town Teacher)から子どもたちは、「キャリア教育って?」、「働くことって?」、「仕事の辛さ、楽しさ、喜びって?」等を直接「見て」、「聞いて」、「体験」して学んでいます。職業の紹介、働きがい、挫折や立ち直るいきさつなどを、語られる中で、子どもたちは自分の人生を自分で創りだしていこうとする姿勢になっていきます。
子どもたちの才能と可能性は無限大です。
またMTTと出会うことが、子どもたちが社会にチャレンジしていく姿勢をつくるきっかけになっています。自分の可能性に気づき、将来の幸せな自分づくりにつながってほしいと思います。
「よこすかキャリア教育推進事業」は、「横須賀市」と「横須賀市教育委員会」そして 「横須賀商工会議所」が、学校と連携・協働して、いろいろな事業を展開してきました。
MTTの「仕事・働くこと」についての講話は説得力があります。子どもたちの心に響いています。自分の将来や大人になる自分について、真剣に捉え、考え、行動する子どもが増えてきたと学校現場からこの事業の評価をいただいています。
コーディネーターとして、これからも、これまで展開してきた事業プログラムをさらに改善・発展させ、社会の変化にも臆することなく、横須賀や日本そして世界を担っていく人づくりに「よこすかキャリア教育推進事業」を通して携わってまいります。
◆「自分の頭で考え、判断する力をつけよう。
・「なんで? どうして?」の疑問を持とう そしてよりよい方法を考えよう。
・じぶんの「やりたいこと」「なりたいこと」「夢」「向いていること」を考え、発見しよう
・自分の人生は自分が創る自覚・覚悟を持とう
・昨日の自分より、今日の自分。自分で自分を伸ばしていく姿勢を身に着けよう
◆自分の可能性を信じていこう!
・自分の可能性は無限大
・まだ、自分もきづいていない才能をあなたは持っている
・失敗こそ成長のチャンス
コーディネーター 三井英昭
<参考:推進事業項目>
◆中学生を対象としたプログラム
・キャリア講演会「キャリア教育とは、将来への準備をはじめよう」
・ポスターセッション「私の仕事を紹介します。」
・グループディスカッション「今までの自分、これからの自分」
・マナー研修会 「社会人として身につける一生のスキル」
・その他 職場体験受け入れ相談など
・教師、MTT交流会 ・その他
◆各校の取り組みへの支援
・猿島ミッション(猿島に観光客を呼ぶには)
・横須賀プロモーション
・君は横須賀で何を起業する? 他