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みんなの声

坂本中学校 職場体験本格始動への思い

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2年学年主任 大磯 陽平 先生

坂本中学校では今年度、コロナ禍で縮小していた職場体験を本格始動。
さらに、生徒が職場体験先を自分で探す「自己開拓」のかたちで実施しました。
実現に大きく貢献した大磯先生に、職場体験への思いや生徒の様子についてお聞きしました。

職場体験への思い

 職場体験は生徒が自分の進路や職業選択を考えるうえで、とても重要なものだと前々から感じていました。コロナ禍でできなくなってしまって、ポスターセッション(職業紹介)を受けてもやはり受け身なので、生徒は「他人事」のように感じているようでした。
 職場体験が何とかできないか、「自分事」として「働くこと」や「自分の 生き方・将来」を考えさせたいと思っていました。昨年、一つ上の 学年が半日の日程で職場訪問を再開したので、この学年でなんとか再開したいと考えました。

実現に向けて工夫したこと

 前校長から、職場体験を行うなら「教師の仕事を増やさない」「地域で行う」ことを求められました。「教員による体験先の開拓・連絡・調整」が大変でした。生徒の「自己開拓」による体験先の決定に変えたことで、教師は生徒自身が希望した体験先に生徒の隣で依頼の電話をします。都合が合わず希望が通らないと、がっかりする生徒のフォローに入り、 次の希望を考えてくるように促します。 また、体験先への事前の挨拶・打合せについても、95%の事業所 がグーグルフォームや電話のみで構わないとご配慮いただいたので、最小限の時間で実現することができました。 体験先を「坂本周辺」に限ったことも時間軽減につながりました。 商店会や町内会には管理職とご協力のお願いに伺いました。

自己開拓への生徒の反応

 自分たちで職場体験先を探すことを1年次の11月(実施2年次6月下旬)に伝えたところ、ネガティブな反応はなく、むしろ「大変そうだけどやってみたい」とのワクワク感を持ったようでした。その後職業調べなどを行ったのですが、「自分事」として真剣に取り組んでいる生徒が多かったです。
 自己開拓型にすると、楽な方を選ぶのではという危惧もありましたが、皆自分の興味のあるものを選び安心しました。
 ペットを飼っている生徒が多かったためか、動物病院などの動物系の事業所が多く選ばれました。
 猫カフェや裁判所等、教師の発想になかった事業所を選んだ生徒もいました。思いのほか受け入れてくれる事業所が多く、ありがたかったです。生徒一人ひとりの興味も知ることができました。

職場体験当日の様子と感想

 自分が選んだ体験先だという意識からか、前向きに臨んでいました。自分でお願いをしたので感謝の気持ちがより持てたようです。いつも以上に意欲的に活動し、感想も前向きなものばかりでした。自分がやりたい仕事なので、すごく充実感があったようです。
 職場体験先の自己開拓は坂本中学校にとっても大きなチャレンジでしたが、生徒たちが「自分たちに任せてもらえた」と感じ、やりきって自信につながったと思います。 生徒はいろいろなことに前向きに取り組むようになったので、本当にやって良かったと感じています。

生徒の感想の抜粋

Aさん 今回は1日だけの職業体験でしたが、掃除や本を分けたり、整理したりなどたくさんやることがあり、本当に1日かと疑うほど大変でした。しかし社会人になったらこのようなことは毎日続くので、どんなに大変でも、笑顔を忘れずに頑張ろうと思いました。

Bさん アリーナの快適さや安全さは監視員さん達によって作られていると改めて知った。人の命を守るという役割があるため責任は重いが、無事に一日を終えられると、一日だけでも達成感があることがわかった。

Cさん 将来への夢についてはまだ決まってないけど、今回の体験を通して、誰かのためになることがとてもうれしいと感じた。 将来について、もっと視野を広げて、自分に合った職業に就けるように考えていきたい。

2024年度(2025年3月10日発行)『たねまる通信9号』に掲載

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